増沢諒【政治は面白い!】

選挙ドットコム編集長/食べ物付き雑誌「食べる政治」代表。政治のわくわく感を伝えられたら嬉しいです。

お母さんの料理している後ろ姿を見れない

先日、議員の視察に同行させていただき、児童養護施設にお伺いさせていただきました。

都内には100名以上の子どもが在籍する児童養護施設は3つあるそうですが、そのうちの1つに行ってきました。

 

児童養護施設」って単語としてはよく聞くと思うのですが、実際、どんな施設なのか分からない方も多いと思います。

3歳から18歳までの、保護者のない児童や虐待されている児童などが入所する施設で、「家」の代わりとなる施設です。

現在ではあまり使われない言葉ですが、おそらく「孤児院」という言葉からイメージされるような施設です。

 

もともとは戦後の孤児を対象としていたもので、入所の理由は「父母が行方不明」が多かったそうですが、現在は「父母からの虐待」や「経済的理由」が多くなっているそうです。

 

※以下の記事がとても勉強になります

 

 

児童養護施設などに入っている児童は実は全国で4.7万人もいるのですが、なかなか「施設育ち」であることをカミングアウトできないことも多いそうで、考えてみれば、自分の周りに片親だとい人は多く、自然なことですが、施設出身者はひとりもいません。

 

僕自身も児童養護施設がどんな施設で、そこに住む子どもたちがどんな思いでどんな生活を送っているのか、お伺いするまではぜんぜん知らず、とても勉強になる機会でした。

 

お伺いした施設では、学校の教室のような部屋で、5人程度が集団で生活をしており、親の代わりに職員の方が4名ついている、といった感じでした。

門限や就寝時間の決まりや、施設の中では「ゲームは禁止」など、決まりも多くあるようです。

 

2時間程度の短い間でしたので、子どもの日常生活を全て見れたわけではありませんが、できるだけ「自分がここに住んでいたら、どんな1日なんだろうか」と想像を膨らませてお話しをお伺いしました。

中でも、はっとさせられたのは、

食事は、食堂で作られて運ばれてくる。そのため、18歳になって施設を出るまで、『料理を作っている人』を見る機会がないことがある

という話でした。

小学校が終わって、ランドセルだけおいて友だちと遊びに行って、くたくたになって帰ってくると、お母さんが料理を作って待っててくれてました。

その後ろ姿を見て、とても安心した記憶があります。

 

施設では、班のメンバー全員で料理をしたり、汁物などはできるだけ目の前で作る機会を増やしたり、などいろいろと工夫されているようでした。

 

今後も児童の社会的養護の分野は勉強していきたいと思いました。

 

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増沢諒(ますざわ・りょう)

食べ物付き雑誌、「食べる政治」代表。

1988年生、長野市出身の26歳。早稲田大学卒業後、都内ITベンチャーでの勤務を経て、現在、東工大大学院修士課程。研究テーマは「ネットと政治」。2012年、ネット選挙解禁を目指す活動「One Voice Campaign」を企画。2013年、SNSで投票日を相互に呼びかけ合うWebサービス「FIRST STEP」を企画・開発し、同企画でマニフェスト大賞を受賞。2014年の東京都知事選挙では、家⼊かずま陣営のマニフェスト作成担当として、3万件のツイートから、120の政策を作成し、話題となった。

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Twitter: https://twitter.com/mojamoja_megane