増沢諒【政治は面白い!】

選挙ドットコム編集長/食べ物付き雑誌「食べる政治」代表。政治のわくわく感を伝えられたら嬉しいです。

ネット選挙にも限界はある

都知事選が終わり、総括記事がいくつもあがってきています。

後出しジャンケンは勝つのが当たり前ですし、

内部でそれなりのポジションだった僕が振り返りを書くと、

すごい言い訳っぽい記事になりそうで嫌なんです。

なので、ある程度は黙っておくのがルールかと思います。

そこで、自分も含んでの反省点をちょっとだけ書きます。

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■本文

タイトルの通り、ネットの限界を意識すべきだと思います。

当たり前ですが、ネットはあくまでもツール。

有権者に、どうやってメッセージを伝え、投票してもらうか。

その伝え方のツールでしかありません。

なので、最終的には【誰に伝えるか】を考えないと意味がない。

書いていて恥ずかしいくらい、当たり前のことなのですが、

なぜか「ネット選挙」となると、この前提を忘れてしまうことが多いです。

「ネット=新しい=すげー!=勝てる!」ではないですよね。

■それでも今回はツールを試すことに意義があった

今回僕は家入陣営に入った理由でもありますし、前のエントリーで書いた通りの理由でもあります。

【日本初、Twitterからマニフェスト】家入陣営での役割と、参加した理由・意義

 

「選挙期間中にみんなからアイディアを募集してマニフェストを作る」

ことは、ネットを使わないとできません。

だから、ここには意義があったと、いまでも思っています。

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■忘れ去られいたこと

手法があまりにも斬新だと、それに目が行きがちです。

もちろん、家入陣営の内部にはマジで切れる人がいたので、

そのメンバーが忘れる・見落とすことはないと思うので、

意義を先行させて、意図的に目標としなかったことなのだと思いますが、

今回の選挙の中では「メッセージを届ける先」の意識が弱かったです。

 

常見さんが「僕らって誰なの?」と非常に鋭い指摘をしていましたが、

まさしくその通り。

ここの意識が弱かったですし、

「マイノリティ」「居場所がない人」「若者」「ネットギーク

らへんなのでしょうが、ターゲットも漠然としたままでした。(反省)

 

■母数を考える

獲得した票数ですが、上記のターゲットを狙っていたのであれば、

別に多くも少なくもない票数だったと思います。

「もっと多くの人にリーチできれば!」

「もっと面白い・良い企画ができれば!」

といった反省も見られましたが、

ターゲットが元々少ない以上、ツールをどう効果的に使っても、

票数が5倍・10倍になることは無いと思います。

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■それでもネットは特別

立命館准教授の西田亮介さんがネット選挙に関してよく、

「テレビが登場したときに、公選法は変わらなかった。

 電話も公選法的には明確な位置づけがない。なんでネットだけ特別なのか」

といったことを言われます。

ネットを否定するわけではなく、ネットもあくまでツールのひとつであるという意識。

これは大事だと思います。

 

この前提を持った上で、

「双方向性」「低コスト」「スピード感」といった

ネットの特性を、もっともっと活用していければと思います。

まだまだ、ネットを使えば、面白いことができると信じています!

あー、楽しみ。わくわく。