増沢諒【政治は面白い!】

選挙ドットコム編集長/食べ物付き雑誌「食べる政治」代表。政治のわくわく感を伝えられたら嬉しいです。

「なんで勉強しなくちゃいけないの?」憲法も想像していなかった、子どもの純粋な問いかけ

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前回のエントリー「日本の大学教育は【4倍水増し】されている」 に引き続き、教育に関するエントリーです。

 ※教育は「将来への期待」として個人的に関心が非常に高い分野です

 

 

「なんで勉強しなくちゃいけないの?」

子どものころ、この質問を親や先生にした人も多いかと思います。

「歴史なんて勉強して何の役に立つの?」

「足し算割り算できれば生きていけるじゃん」と。

 

また、学校に行くのが非常に億劫で、親に

「なんで学校に行かなきゃいけないの?」

と聞いた記憶もあります。

そうするとたいてい、「義務教育だから」と言われたものです。

 

また、義務教育ネタとしては、

 Aくん「Bくんのバーカ!」

 Bくん「バカだから学校行ってるんだし!」

 Aくん「違いますー。義務教育だからですー!」

 

という「小学生あるある」を100回くらいした記憶があります。

今思うと、この会話がとても面白いものに思えます。

 

義務教育とは、もう当たり前のことなので分かりきっていることとは思いますが、

 ・親が、子どもに教育を受けさせる義務

があり、

 ・子どもは、教育を受ける権利

がある、ということです。 

つまり、子どもにとっては「学校に行ってもいいんだよ!!」

という非常にポジティブなメッセージです。

 


■「権利」であり、憲法で保障されているということ

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憲法25条の生存権の規定では、

「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」

と書かれています。

これはあくまで「権利」の話であって、「どうして健康な生活を送らなきゃいけないの?」という問は想定されていません。

 

「どうして健康な生活を送らなきゃいけないの?」と聞かれたら、

「え、だって、みんな健康な生活送りたいと思うじゃん。普通は。」とか、

「そもそも、人類とは悠久の彼方から向上心の下、安定した生活基盤を基に恒久的な進歩を…」と答えるしかできないのです。

 

「健康で文化的な生活」が当たり前になったのは、長く見てもここ100年の話で、それよりは前は、誰がどう考えても「健康で文化的な生活」を送ることは、「当たり前の目標」であったことは疑う余地もありません。

 

 

義務教育に関しても、全く同じことです。

「なんで勉強しなくちゃいけないの?」

なんて問いかけは、そもそも想定されていませんでした。

憲法を作った人々は、今の子どもたちを見たらきっと驚くでしょうね。

 

 

以上が、「憲法で想定されていなかった」ことの説明になります。

すると次は自然に

 「なぜいまの子どもはそんな質問をするようになったのか」

という疑問が浮かんできます。

引き続き、このテーマを軸に書いていきます。